葬儀と告別式

 

葬儀と告別式を同じ意味合いの物として理解している方が多くいると思いますが、本来葬儀と告別式とは全く違う意味を持つ事柄であると言う事を覚えておいてみてはいかがでしょうか。

 

そんな葬儀と告別式ですが、近年においては葬儀の後に告別式が直ぐ行われると言う事が一般的となっている様です。

 

葬儀とは死に関する全ての事柄の事を指しています。例えば亡くなる人を看取る事、遺体をキレイに清めてあげる事、通夜を行う事、葬式や告別式を行う事、火葬をする事、法事をする事等様々な事を指します。一般的にはお葬式の事を指す事が多い様です。

 

対して告別式とは故人が亡くなった事を社会的に周知する事、故人と関係が有った方を招いて故人にお別れをする為に開かれる会の事を指しています。

 

葬儀や告別式の形については、昔から様変わりしてきている様で、明治時代までは葬儀だけを行うと言う形だった様です。しかし、今では葬儀と告別式が一緒になった形の葬儀が一般的となっていて、どこまでが葬儀でどこからが告別式なのかきちんと認識していない方の方が多いです。

 

一応葬儀と告別式の区別をしてみると、葬儀に参列した際にお坊さんがお経を読み上げて、その間に遺族や親族がお焼香をしていくのが一般的な流れで一応ここまでを葬儀としています。その後に友人や関係者等の一般参列者がお焼香をしていきますが、これが告別式と言う事になります。お焼香の途中から葬儀が告別式に変わっていくと言う流れになっている場合が多く、厳密に区切られていないケースが多いです。