葬儀について
葬儀とは一般的にお葬式と言われている物です。人が死んだ際に故人を弔う為に行われる祭儀になります。通常は葬式と言いますが、正式には葬儀式と言います。
通常、人が亡くなられた時に行いますが葬儀を行う意味合いとしては亡くなられた方のご冥福を祈る為、お別れをする為と言う意味が込められています。
葬儀の様式には、葬儀を行う人達の考え方、宗教的な意味合いが強く関わっています。宗教によっては葬儀の様式もだいぶ違ってくる様です。
また、葬儀は亡くなられた故人を弔うと言う故人の為に行うのも理由のひとつですが、後に残された人達の為に行うと言う理由も有ります。大切な方が亡くなった悲しみはどんなに深いかはかりしれません。葬儀を行う事によって、その人の死を気持ちの上できちんと受けとめ、気持ちの整理を付ける為の手助けをしてくれる物、それが葬儀なのだと思います。
そう言う意味合いとしては、宗教と言う物が人類の中に根付くずっと前から行われてきた行為になります。つまり葬儀はかなり大昔から行われていた儀式と言う事になるのです。
日本での葬儀を考えてみると、お坊さんがいて、お寺でお経をあげてもらうのが一般的な葬儀の様式だと思いますが、日本の様に葬儀と仏教が密に絡み合うのは日本だけの様で、日本の葬儀は独特であると言えます。
今の葬儀のように僧侶がいて、お経をあげて故人を弔うと言うスタイルの葬儀が定着したのは、江戸時代の頃だと言われています。